- KTCのモニターは種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
- Mini LEDとOLED、Fast IPSで映りやゲーム性能がどう違うのか知りたい
- ゲームも仕事も1台でこなせるKTCのモニターはどれ?
「KTC」は1995年6月創業の深圳KTC科技を母体とするディスプレイメーカーで、他社ブランドの受託生産で培った製造基盤を持つPCモニターブランドです。Mini LEDやOLED、400Hzといった旬のスペックを早い段階で自社ブランドへ投入する姿勢と、日本公式ストアでの3年保証に定評があります。
この記事では、KTCの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行のPCモニターを全モデル比較します。用途別のおすすめモデルも紹介しますので、KTCのPCモニターが気になっている人はぜひチェックしてください。
KTCとはどんなPCモニターブランド?特徴と評判を紹介
KTCは、2024年8月に日本市場へ参入した比較的新しいPCモニターブランドです。通販サイトで名前を見かける機会は増えたものの、どこの国のメーカーなのかがわかりにくく、購入をためらう人も少なくありません。
ブランドとしての歴史は浅いものの、母体は30年近くディスプレイを作り続けてきた中国・深圳の大手メーカーです。KTCのPCモニターが先進的なスペックを積極的に打ち出せる理由を、会社の成り立ちから順に見ていきます。
KTCの歴史とディスプレイメーカーとしての歩み
KTCの母体は、1995年6月に創業した深圳KTC科技有限公司です。30年近くにわたってディスプレイの受託生産(ODM/OEM)を手がけ、名の通ったブランドのテレビやモニターを裏側で作り続けてきた実績を積み上げてきました。
看板だけを掲げた新興ブランドとは成り立ちが違う点は、KTCのPCモニターを検討するうえで押さえておきたいところです。長く使う機器だからこそ、作っている会社の実体がわかっていると安心して選べます。
KTCの特徴・強み|自社の製造基盤が支える先進スペックの投入力
KTCが公式に掲げているのは、競合と同等のスペックをより手に取りやすい形で、同じ条件ならより高いスペックで届けるという方針です。他社向けにパネルや完成品を作ってきた製造基盤を自社ブランドへ回せるため、部材を厚めに積んでも構成が成り立ちます。
購入後のサポート面では、日本公式ストアで本体・付属品ともに3年保証が明記されています。先進スペックを積んだ機種でも保証期間が短くならないため、初めて中国系ブランドのモニターを買う人でも判断しやすくなっています。
KTCのブランドコンセプトと日本での展開
日本市場への参入は2024年8月で、2025年4月には「Key To Combat」へブランドを刷新しました。「遊びが、はじまる」というメッセージのもと、ゲーミング領域を軸にブランドの輪郭をはっきりさせたのが現在のKTCです。
海外通販でしか買えないブランドと違い、KTCのPCモニターは日本語で注文でき、不具合があったときの連絡先も国内にあるのが強みです。スペックだけでなく、買った後のやり取りのしやすさも選ぶ理由になります。
KTCの機能とテクノロジー
KTCのPCモニターを比べるときは、パネルの種類と表示技術の違いを押さえておくと選びやすくなります。同じ27型でも、Mini LEDを積んだモデルとFast IPSのモデルでは狙いどころがまったく違うためです。
KTCのPCモニターに投入されている代表的な機能・テクノロジーは、以下の6つです。
- Mini LEDバックライト|1152ゾーン分割とHDR1400の明暗表現
- OLEDパネル|0.03ms応答とDisplayHDR True Black 400
- デュアルモード|4K 160HzとフルHD 320Hzを切り替える
- Fast IPS/Fast TNパネル|最大400Hzの高リフレッシュレート
- KVM内蔵とUSB-C 90W給電|1台で複数デバイスを操作する
- Google TV/Android搭載|モニター単体で完結するスマート機能
Mini LEDバックライト|1152ゾーン分割とHDR1400の明暗表現
Mini LEDは、液晶パネルの後ろに並べる光源を微細なLEDに置き換え、画面を細かいゾーンに分けて明るさを制御する方式です。画面の縁だけから光を当てるエッジ型と違い、暗いシーンでは該当するゾーンの光を落とし、明るい部分だけを強く光らせられます。
夜のシーンが多いゲームや映画では、黒が灰色に浮かずに沈み、街灯や爆発の光だけがくっきり際立ちます。映像の見え方を最優先したいなら、KTCのMini LED搭載モデルから選ぶのが近道です。
OLEDパネル|0.03ms応答とDisplayHDR True Black 400
OLEDは画素そのものが光る自発光パネルで、黒を表示する画素は完全に消灯します。バックライトの光漏れがないため、KTCの「G27P6S」ではコントラスト比1,500,000:1という、液晶では届かない数値に達しています。
KTCのラインナップでOLEDを採用しているのはG27P6Sだけです。ホラーやステルス系のように暗部の情報量が勝敗を分けるゲームを遊ぶなら、有力な候補になります。
デュアルモード|4K 160HzとフルHD 320Hzを切り替える
デュアルモードは、解像度を優先するモードとフレームレートを優先するモードを、1台のモニターで切り替えられる機能です。KTCでは「M27P6」と「27M1 Max」が4K/160HzとフルHD/320Hzを行き来でき、「M27U6」は4K/72HzとフルHD/144Hzを切り替えます。
モニターを2台並べてジャンルごとに使い分けている人にとって、デュアルモードは省スペース化にもつながる機能です。遊ぶゲームの好みが一つに絞れない人ほど、KTCのデュアルモード対応機が効いてきます。
Fast IPS/Fast TNパネル|最大400Hzの高リフレッシュレート
Fast IPSは、視野角の広さと色再現の良さというIPSの長所を保ったまま、応答速度を詰めたパネルです。一方のFast TNは色や視野角を割り切り、応答の速さとリフレッシュレートの高さに振り切っています。
秒単位の勝ち負けにこだわる競技志向ならFast TNの400Hz機、配信の視聴や普段使いの色味も譲りたくないならFast IPSの360Hz機、というのが目安です。27型で高リフレッシュレートを求める場合は、240Hzクラスに選択肢が集まっています。
KVM内蔵とUSB-C 90W給電|1台で複数デバイスを操作する
KVMとは、キーボードとマウスを1組つないだだけで、デスクトップPCとノートPCなど複数の機器を画面側から切り替えて操作できる機能です。KTCのモニターでは「27M1 Max」「H49S66」「A32Q8」が内蔵しています。
仕事用の会社PCと私物のゲーミングPCを同じデスクで使い分けている人には、ケーブルの抜き差しから解放される意味が大きい装備です。作業と遊びを兼ねるなら、KTCのKVM対応モデルを候補に入れておくと選択を誤りません。
Google TV/Android搭載|モニター単体で完結するスマート機能
KTCにはOSを内蔵し、PCを接続しなくても単体で動くモデルがあります。「A32Q8」はGoogle TVを搭載し、リモコンの音声操作で動画配信アプリを直接立ち上げられるモデルです。A32Q7シリーズや「A27Q7」「A25Q5」はAndroidを載せたタッチスクリーンで、画面に指で触れて操作します。
ワンルームでテレビとモニターを2台置く余裕がない人や、寝室で動画を見てから仕事にも使いたい人には、KTCのスマートモニターが現実的な答えです。PCの電源を入れずに画面だけ使う日が多いなら、検討する価値があります。
KTCのPCモニター全種類の違いを比較
KTCのPCモニターは、日本公式ストアで現在購入できるモデルを用途とパネル技術でグループに分けると違いが見えてきます。同じ27型でも、Mini LED・OLED・Fast IPSで狙いはまったく別物です。
KTCの全PCモニターを、以下の7つのグループに分けて解説します。
- Mini LED・OLEDのハイエンドゲーミングモニター
- 高リフレッシュレートのFast IPSゲーミングモニター(27型)
- eスポーツ向けのFHD高速ゲーミングモニター
- 湾曲ウルトラワイドゲーミングモニター
- オフィス・クリエイター向けモニター
- 大画面スマートモニター
- モバイル・ポータブルモニター
Mini LED・OLEDのハイエンドゲーミングモニター
KTCの上位に位置づけられる、映像美とゲーム性能を両立したグループです。Mini LEDに量子ドットを組み合わせた液晶と、自発光のOLEDでは得意なコンテンツが分かれるため、パネルの違いと解像度・リフレッシュレートの組み合わせを比較表で確認してください。
| モデル名 | パネル | 解像度 | リフレッシュレート | HDR | 応答速度 |
|---|---|---|---|---|---|
| M27P6 | Mini LED | 4K UHD(3840×2160) | 160Hz(4K)/320Hz(FHD) | HDR1400 | 1ms |
| G27P6S | OLED | 2K QHD(2560×1440) | 240Hz | DisplayHDR True Black 400 | 0.03ms |
| M27T6S | Mini LED | WQHD(2560×1440) | 200Hz | HDR1000 | – |
| M27T6 | Mini LED | WQHD(2560×1440) | 180Hz | HDR1400 | – |
| M27U6 | Mini LED | 4K(3840×2160)/FHD | 72Hz(4K)/144Hz(FHD) | HDR1000 | – |
M27P6

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | M27P6 |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
| パネル | Mini LED |
| リフレッシュレート | 160Hz(4K)/320Hz(FHD) |
「M27P6」は、1152ゾーンのMini LEDローカルディミングとHDR1400を備えた27型4Kモデルで、KTCのラインナップ最上位にあたります。
4K/160HzとフルHD/320Hzのデュアルモードにより、映画やRPGでは解像度を、FPSではフレームレートを取るという使い分けが1台で完結します。応答速度1msと合わせ、ジャンルを問わず不満の出にくい構成です。
映像もゲームも妥協したくない人、1台で作業と遊びを完結させたい人におすすめのKTCのPCモニターです。
G27P6S

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | G27P6S |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | 2K QHD(2560×1440) |
| パネル | OLED |
| リフレッシュレート | 240Hz |
「G27P6S」は、KTCのラインナップで唯一OLEDパネルを採用した27型モデルで、2560×1440の240Hzという競技寄りのスペックを持ちます。
接続面ではFreeSyncとG-SYNCの両方が使え、USB-Cは65Wの給電に対応しました。スタンドは4方向のエルゴノミック調節に対応し、長時間のプレイでも姿勢を作りやすくなっています。
暗いシーンの多いタイトルを遊ぶ人や、動きの速いゲームで残像を嫌う人におすすめできるOLEDモニターです。
M27T6S

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | M27T6S |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | WQHD(2560×1440) |
| パネル | Mini LED |
| リフレッシュレート | 200Hz |
「M27T6S」は、WQHD解像度に200Hz駆動を組み合わせたKTCのMini LEDモデルで、4Kほど描画負荷をかけずに高画質と高フレームレートを両取りできる位置づけです。
2560×1440という解像度は、ミドルクラスのグラフィックスカードでも高リフレッシュレートを維持しやすい落としどころになります。Adaptive Syncに対応するため、フレームレートが揺れる場面でもティアリングを抑えられます。
手持ちのPCで無理なく高画質と高リフレッシュレートを両立させたい人におすすめのMini LEDモニターです。
M27T6

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | M27T6 |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | WQHD(2560×1440) |
| パネル | Mini LED |
| リフレッシュレート | 180Hz |
「M27T6」は、WQHD/180HzのMini LEDモデルとして、KTCの27型ラインナップの中でも映像寄りの性格を持つ1台です。
27型でWQHDというドットピッチは、文字の見やすさと情報量のバランスを取りやすい組み合わせです。HDMI 2.0×2とDisplayPort 1.4を備えるため、ゲーム機とPCを挿しっぱなしにしたまま切り替えられます。
映画やアニメを見る時間が長く、ゲームも普段使いも1台でまかないたい人におすすめのKTCのMini LEDモニターです。
M27U6

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | M27U6 |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | 4K(3840×2160)/FHD |
| パネル | Mini LED |
| リフレッシュレート | 72Hz(4K)/144Hz(FHD) |
「M27U6」は、4K時72Hz・フルHD時144HzというKTCのMini LEDモデルで、フレームレートより解像度と映像品質を優先した設計です。
デュアルモードで解像度を1080pに落とせば144Hzまで引き上げられるため、たまに遊ぶFPSにも対応できます。ただし4K時は72Hzに留まるので、高リフレッシュレートを主目的にするなら別のモデルを選ぶほうが確実です。
映像の視聴や写真・動画の編集が中心で、ゲームはほどほどという人には、Mini LED入門機として「M27U6」をおすすめします。
高リフレッシュレートのFast IPSゲーミングモニター(27型)
27型で4KやWQHDの解像度と、160Hz以上のリフレッシュレートを狙うKTCのゲーミングモニターをまとめたグループです。同じFast IPSでも解像度とリフレッシュレートの組み合わせ、KVMやUSB-C給電といった装備で性格が変わるため、比較表で狙いどころを確認してください。
| モデル名 | パネル | 解像度 | リフレッシュレート | HDR | 機能 |
|---|---|---|---|---|---|
| 27M1 Max | Fast IPS | 4K UHD(3840×2160)/FHD(1920×1080) | 160Hz(4K)/320Hz(FHD) | HDR400 | KVM/USB-C 90W給電 |
| 27M1 Pro | Fast IPS | WQHD(2560×1440) | 240Hz | HDR400 | 遮光フード同梱 |
| H27P6 | Fast IPS | 4K UHD(3840×2160) | 160Hz | HDR400 | USB-C 90W給電 |
| H27E6S | Fast IPS | WQHD(2560×1440) | 240Hz | HDR400 | – |
| H27T6 | Fast IPS | 2K(2560×1440) | 200Hz | HDR400 | – |
| H27T22C-3 | Fast IPS | 2K(2560×1440) | 200Hz | HDR400 | – |
27M1 Max

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | 27M1 Max |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | 4K UHD(3840×2160)/FHD(1920×1080) |
| パネル | Fast IPS |
| リフレッシュレート | 160Hz(4K)/320Hz(FHD) |
「27M1 Max」は、4K/160HzとフルHD/320Hzを切り替えられるデュアルモードの27型で、KTCのFast IPS勢では最上位にあたります。
接続はHDMI 2.1×2とDisplayPort 1.4に加え、USB-Cが90Wの給電をこなし、KVM機能も内蔵します。着脱式の遮光フードが同梱されるため、窓や照明の映り込みが気になるデスクでも画面に集中できます。
仕事とゲームを1台で兼用したい人、ノートPCとデスクトップを繋ぎ替えながら使う人におすすめの万能型です。
27M1 Pro

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | 27M1 Pro |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | WQHD(2560×1440) |
| パネル | Fast IPS |
| リフレッシュレート | 240Hz |
「27M1 Pro」は、WQHD/240HzのFast IPSモデルで、KTCの27型の中では解像度と速度のバランスを取りやすい構成です。
「25M1」などと同じく着脱式の遮光フードが同梱されるのも特徴で、明るい部屋でも黒の締まりを保てます。端子はDisplayPort 1.4×2とHDMI 2.0×2で、HDMI接続時は最大144Hz動作となる点は把握しておきたいところです。
FPSやアクションで画質を落とさずフレームレートを稼ぎたい、それでいて27型の大きさは譲れないという人におすすめします。
H27P6

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | H27P6 |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
| パネル | Fast IPS |
| リフレッシュレート | 160Hz |
「H27P6」は、27型4K/160HzのFast IPSモデルで、KTCの上位機の要点を押さえたスタンダードな1台です。
接続端子にはHDMI 2.0×2とDisplayPort 1.4に加え、90W給電に対応するType-Cを1基備えます。ノートPCとケーブル1本でつなげるため、4Kの広い表示領域をそのまま作業机へ持ち込めます。
4Kで作業領域を広く取りつつ、ゲームも快適に遊びたい人におすすめのバランス型モニターです。
H27E6S

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | H27E6S |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | WQHD(2560×1440) |
| パネル | Fast IPS |
| リフレッシュレート | 240Hz |
「H27E6S」は、WQHD/240Hzのゲーミングモデルで、KTCの27型の中では速度重視に振った構成です。
DisplayPortでは240Hz(OC時275Hz)、HDMI 2.0では144Hzまでという端子ごとの上限があるため、性能を出し切るならDisplayPort接続が前提になります。VESA 75×75mmのマウントに対応し、モニターアームでの設置も可能です。
競技系タイトルを遊ぶ時間が長く、24型クラスでは画面が小さいと感じる人におすすめの27型です。
H27T6

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | H27T6 |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | 2K(2560×1440) |
| パネル | Fast IPS |
| リフレッシュレート | 200Hz |
「H27T6」は、2560×1440で200Hz駆動のFast IPSモデルとして、KTCの27型では240Hz機より一段落ち着いた位置にあります。
端子はHDMI 2.0×2とDisplayPort 1.4×2で、HDMI接続時は144Hz、DisplayPort接続時に200Hz(OC時210Hz)が出せます。ゲーム機とPCを同時につないだまま使い分けられます。
カジュアルにゲームを遊びつつ、普段使いの見やすさも重視する人におすすめのKTCの27型モニターです。
H27T22C-3

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | H27T22C-3 |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | 2K(2560×1440) |
| パネル | Fast IPS |
| リフレッシュレート | 200Hz |
「H27T22C-3」は、2560×1440で200Hz、HDR400に対応したKTCの27型ゲーミングモニターです。
端子はHDMI 2.0×2とDisplayPort 1.4×2にUSB 2.0とイヤホン出力を加えた構成になります。Adobe RGBのカバー率が高いため、ゲームの合間に写真を整理するような使い方にも耐えます。
高リフレッシュレートを気軽に体験してみたい人、ゲーム以外の作業でも色を見る機会がある人におすすめです。
eスポーツ向けのFHD高速ゲーミングモニター
24型クラスのフルHDに高リフレッシュレートを組み合わせた、競技志向のグループです。解像度をフルHDに割り切ることでフレームレートを稼ぎやすく、画面が小さいぶん視線移動も少なく済みます。応答速度とリフレッシュレートの差を比較表で見比べてください。
| モデル名 | パネル | 解像度 | リフレッシュレート | 応答速度 | HDR |
|---|---|---|---|---|---|
| 25M1 | Fast TN | FHD(1920×1080) | 400Hz | 0.5ms | HDR400 |
| 25M2 Pro | Fast IPS | FHD(1920×1080) | 360Hz(400Hz OC) | 0.5ms | – |
| H25×7 | Fast IPS | FHD(1920×1080) | 360Hz | 0.5ms | HDR400 |
25M1

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | 25M1 |
| サイズ | 24.1型 |
| 解像度 | FHD(1920×1080) |
| パネル | Fast TN |
| リフレッシュレート | 400Hz |
「25M1」は、24.1型フルHDで400Hz駆動に対応した、KTCのラインナップで最速のゲーミングモニターです。
着脱可能な遮光フードが標準で付属し、照明や窓の映り込みを物理的に遮れます。大会会場に近い環境を自室で作れるのは、練習量の多いプレイヤーにとって実利がある装備です。ただし色や視野角はFast IPS機に譲るため、映像鑑賞を兼ねたい人には向きません。
勝ち負けに直結するフレームレートを最優先したいFPSや対戦格闘のプレイヤーにおすすめのモデルです。
25M2 Pro

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | 25M2 Pro |
| サイズ | 24.5型 |
| 解像度 | FHD(1920×1080) |
| パネル | Fast IPS |
| リフレッシュレート | 360Hz(400Hz OC) |
「25M2 Pro」は、24.5型フルHDで360Hz、オーバークロック時は400Hzまで引き上げられるKTCのFast IPSモデルです。
「25M1」と同じく着脱可能な遮光フードが標準装備されます。競技用として腰を据えて使いながら、配信の視聴や動画編集にも同じ画面を回せるのが、Fast IPSを選んだモデルの強みです。
競技性能は欲しいものの、普段使いの色味も妥協したくないという人におすすめの1台になります。
H25×7

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | H25×7 |
| サイズ | 24.5型 |
| 解像度 | FHD(1920×1080) |
| パネル | Fast IPS |
| リフレッシュレート | 360Hz |
「H25×7」は、24.5型フルHD/360HzのFast IPSモデルで、KTCの高速機の中では導入しやすい立ち位置にあります。
DisplayPort 1.4×2で360Hz(OC時400Hz)、HDMI 2.0×2で240Hzまでという端子構成のため、PCはDisplayPort、ゲーム機はHDMIという振り分けが自然にできます。24.5型は競技向けの定番サイズで、画面全体を視野に収めやすいのも利点です。
初めて高リフレッシュレートのモニターを導入する人、ランクマッチを本格的に始めたい人におすすめします。
湾曲ウルトラワイドゲーミングモニター
横に長い画面で作業領域と没入感を稼ぐKTCのグループです。複数のウィンドウを並べたまま作業でき、レースやシミュレーターでは視界の広さがそのまま没入感につながります。画面サイズと湾曲率、KVMなど複数機器向けの機能を比較表で確認してください。
| モデル名 | パネル | 解像度 | 画面サイズ | リフレッシュレート | 機能 |
|---|---|---|---|---|---|
| H49S66 | VA | DQHD(5120×1440) | 49型(1000R湾曲) | 180Hz | KVM/USB-C 90W給電 |
| H34S18S | VA | UWQHD(3440×1440) | 34型(1500R湾曲) | 180Hz | PIP |
H49S66

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | H49S66 |
| サイズ | 49型 |
| 解像度 | DQHD(5120×1440) |
| パネル | VA |
| リフレッシュレート | 180Hz |
「H49S66」は、49インチ・5120×1440(32:9)・1000R湾曲という、KTCのラインナップで最大のスーパーウルトラワイドモニターです。
KVMスイッチとPIP/PBPを内蔵し、USB-Cは90Wの給電に対応します。仕事用PCとゲーム用PCを1画面に映したまま、キーボードとマウス1組で行き来できるため、モニター2台分の役割を1台へ集約できます。
横幅を置けるデスクがある前提にはなりますが、作業領域と没入感をまとめて稼ぎたい人におすすめの大画面です。
H34S18S

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | H34S18S |
| サイズ | 34型 |
| 解像度 | UWQHD(3440×1440) |
| パネル | VA |
| リフレッシュレート | 180Hz |
「H34S18S」は、34型・3440×1440の湾曲ウルトラワイドで、49型は大きすぎると感じる人に向くKTCの選択肢です。
180Hz駆動はDisplayPort 1.4接続時で、HDMI 2.0では2560×1440/100Hzまでとなります。PIP表示に対応し、スタンドは高さ90mm・スイベル±20°・チルト-5〜20°と調整幅が広く、横長の画面でも見やすい角度に追い込めます。
作業と遊びを1台でこなしつつ、デスクのサイズも現実的に収めたい人におすすめの湾曲ウルトラワイドです。
オフィス・クリエイター向けモニター
リフレッシュレートより解像度や色の正確さ、目の負担の少なさを優先したKTCのグループです。在宅ワークや写真編集のように画面を長時間見続ける用途を想定しているため、解像度と色域、アイケア機能の違いを比較表で見比べてください。
| モデル名 | パネル | サイズ | 解像度 | リフレッシュレート | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| H27P3 | IPS | 27型 | 5K(5120×2880)/2K | 60Hz(5K)/120Hz(2K) | DCI-P3 99% |
| H32U6 | VA | 31.5型 | 4K UHD(3840×2160) | 60Hz | 低ブルーライト |
| H27T27S | IPS | 27型 | 2K(2560×1440) | 144Hz | 低ブルーライト |
H27P3

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | H27P3 |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | 5K(5120×2880)/2K |
| パネル | IPS |
| リフレッシュレート | 60Hz(5K)/120Hz(2K) |
「H27P3」は、27型で5120×2880(5K)に対応した、KTCのラインナップで唯一の高精細モデルです。
Type-Cは65Wの給電に対応し、ケーブル1本でノートPCへの給電と映像出力、データ転送をまとめてこなします。パネルレベルでのハードウェアブルーライトカットも備え、文字を長時間追う作業でも負担を抑えられる設計です。
文字やディテールの粗さが気になる人、写真やデザインで色を扱う仕事に使いたい人には、高精細な「H27P3」をおすすめします。
H32U6

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | H32U6 |
| サイズ | 31.5型 |
| 解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
| パネル | VA |
| リフレッシュレート | 60Hz |
「H32U6」は、31.5型4K/60HzのオフィスモニターとしてKTCが用意する、大画面で情報量を稼ぐためのモデルです。
31.5型の4Kは、等倍表示でも文字が小さくなりすぎず、表計算とブラウザ、チャットを並べても窮屈になりません。60Hz止まりなのでゲーム用途には向きませんが、作業画面としての快適さでは27型の4Kを上回ります。
表計算や資料作成で複数のウィンドウを並べたい人、長時間デスクに向かう人におすすめのKTCの大画面モニターです。
H27T27S

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | H27T27S |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | 2K(2560×1440) |
| パネル | IPS |
| リフレッシュレート | 144Hz |
「H27T27S」は、27型2560×1440で144Hz駆動に対応したKTCのオフィス向けモニターにあたります。
仕事用ながら144Hzに対応しているため、ブラウザのスクロールやマウスカーソルの動きは滑らかです。ただし応答速度は5msとゲーミング機には及ばず、スピーカーも内蔵しないので、音は別途用意する必要があります。
仕事がメインでゲームもたまに遊ぶ、1台で全部済ませたいという人におすすめのオフィスモニターです。
大画面スマートモニター
PCを接続しなくても単体で動画やアプリを楽しめる、OSを内蔵したKTCの大画面グループです。テレビ代わりに使う、タッチ操作で家族と共有するといった使い方ができるため、搭載OSと入出力の違いを比較表で確認してください。
| モデル名 | サイズ | 解像度 | OS | リフレッシュレート | 主な機能 |
|---|---|---|---|---|---|
| A32Q8 | 32型 | 4K UHD(3840×2160) | Google TV | 60Hz | KVM/ドルビーオーディオ認証スピーカー |
| A32Q7 MAX | 32型 | 4K UHD(3840×2160) | Android 13 | – | タッチスクリーン/内蔵カメラ |
| A32Q7S | 32型 | 4K UHD(3840×2160) | Android 14 | – | タッチスクリーン |
A32Q8

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | A32Q8 |
| サイズ | 32型 |
| 解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
| パネル | VA |
| リフレッシュレート | 60Hz |
「A32Q8」は、32型4KにGoogle TVを搭載したKTCのスマートモニターで、PCを繋がずに動画配信を楽しめる1台です。
音と操作性にも手が入っています。ドルビーオーディオ認証の5W×2スピーカーを内蔵し、Wi-Fi(2.4G/5G)とBluetooth 5.0、内蔵バッテリー付きリモコンによる音声操作に対応しました。端子はHDMI 2.1×1、DisplayPort 1.4×2、USB 2.0×4、65W PD対応のUSB-Cを備え、KVM機能も内蔵します。
一人暮らしでテレビとモニターを分けたくない人、寝室やワンルームに1台だけ置きたい人におすすめのスマートモニターです。
A32Q7 MAX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | A32Q7 MAX |
| サイズ | 32型 |
| 解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
| パネル | – |
| リフレッシュレート | – |
「A32Q7 MAX」は、32型4KにAndroid 13を載せたKTCのオールインワンタッチスクリーンで、内蔵カメラまで備えています。
カメラとタッチ操作が揃うため、オンライン会議の画面としても、家族で写真やレシピを見る共有画面としても使えます。バッテリー内蔵で電源ケーブルから一時的に離れられるのも、部屋を移動しながら使う場面で効いてきます。
PCなしで完結する大画面端末が欲しい人、キッチンやリビングに置いて使いたい人におすすめです。
A32Q7S

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | A32Q7S |
| サイズ | 32型 |
| 解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
| パネル | VA |
| リフレッシュレート | – |
「A32Q7S」は、32型4KにAndroid 14を搭載したKTCのタッチスクリーンモニターで、「A32Q7 MAX」と並ぶ選択肢になります。
スタンドはキャスター付きで、高さ・チルト・回転の調整に対応します。部屋の中で位置を変えながら使えるため、置き場所を固定しない運用と相性が良い設計です。カメラは搭載しないので、会議用の画面として使うなら外付けが必要になります。
動画視聴やアプリ利用が中心で、カメラまでは求めないという人におすすめのスマートモニターです。
モバイル・ポータブルモニター
持ち運びや設置の自由度を重視したKTCのグループです。同じ持ち運べるモニターでも、OSを内蔵して単体で動くスマート系と、PCやゲーム機につないで使う外部ディスプレイでは用途が分かれます。OSの有無とサイズの違いを比較表で確認してください。
| モデル名 | サイズ | 解像度 | OS | リフレッシュレート | 主な機能 |
|---|---|---|---|---|---|
| A27Q7 | 27型 | FHD(1920×1080) | Android 14 | – | タッチスクリーン |
| A25Q5 | 24.5型 | FHD(1920×1080) | Android 14 | 60Hz | タッチスクリーン |
| H15F9 | 15.6型 | FHD(1920×1080) | – | 60Hz | 軽量(約600g) |
A27Q7

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | A27Q7 |
| サイズ | 27型 |
| 解像度 | FHD(1920×1080) |
| パネル | VA |
| リフレッシュレート | – |
「A27Q7」は、27型フルHDにAndroid 14を搭載した、KTCのオールインワン モバイルスマートモニターです。
大容量バッテリーと65Wの急速充電に対応するので、コンセントから離れた場所でも使えます。接続はType-C中心で、ケーブル1本でPCやスマートフォンの外部画面としても機能します。27型という大きさは、持ち運びの手軽さより画面の見やすさを取った設計です。
部屋を移動しながら使いたい人、サブ画面と動画視聴用を1台で兼ねたい人にはモバイルスマートモニターの「A27Q7」をおすすめします。
A25Q5

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | A25Q5 |
| サイズ | 24.5型 |
| 解像度 | FHD(1920×1080) |
| パネル | IPS |
| リフレッシュレート | 60Hz |
「A25Q5」は、24.5型フルHDにAndroid 14を載せたKTCのポータブルスマートモニターで、「A27Q7」より一回り小さい選択肢です。
音は8W/4Wのステレオスピーカーが担当し、5000mAhのバッテリーにより電源から離れた場所でも使える設計です。専用のハンドルが付くため片手で持ち運べ、縦置き・横置き・スタンド設置と向きを変えられるのも、机の広さが限られる環境では効いてきます。
設置スペースが限られる人、サブ画面として気軽に持ち歩きたい人におすすめのポータブルモデルです。
H15F9

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | H15F9 |
| サイズ | 15.6型 |
| 解像度 | FHD(1920×1080) |
| パネル | IPS |
| リフレッシュレート | 60Hz |
「H15F9」は、15.6型フルHDで約600gという軽さのモバイルモニターで、KTCのラインナップでは唯一OSを持たない持ち運び用ディスプレイです。
端子はType-C×2とHDMI、3.5mmオーディオ端子を備え、ドライバーの導入なしでPCやスマートフォン、PS5、Xbox、Nintendo Switchにつながります。Type-C 1本で映像と給電をまとめられるので、ノートPCと組み合わせたときのケーブルが最小限で済みます。
出張や外出先で作業領域を増やしたい人、自宅でもサブ画面として使いたい人におすすめの軽量モバイルモニターです。
まとめ
この記事では、KTCというPCモニターブランドの成り立ちと独自テクノロジーを解説し、日本公式ストアで購入できる現行モデルを用途別のグループに分けて比較しました。30年近くディスプレイの受託生産を続けてきた製造基盤があるからこそ、Mini LEDやOLED、400Hzといった先進スペックを幅広いクラスへ投入できているブランドです。
日本公式ストアでは本体・付属品ともに3年保証が付き、国内の窓口はKTC科技日本株式会社です。ラインナップの入れ替わりは早いので、気になったモデルは公式ストアで最新の仕様を確認したうえで選んでください。KTCのPCモニター選びの参考になれば嬉しいです。


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