【HUAWEI】PCモニター比較|MateView GTとSEの違いとおすすめはどれ?

  • HUAWEIのPCモニターにはどんな種類があるのか知りたい
  • ゲーミング向けと作業向け、HUAWEIのモニターはどちらを選べばいい?
  • 公式販売が終わった今から、HUAWEIのモニターを買っても大丈夫?

「HUAWEI(ファーウェイ)」は1987年創業の通信機器を主力とする中国のメーカーで、スマートフォンやノートPCで培った技術をPCモニターの「MateView」シリーズにも注いできたブランドです。DCI-P3 90%の広い色域と色ずれの少なさ、ベゼルを細く抑えたデザインに定評があります。

PCモニターは自分の用途や設置環境に合わないモデルを選んでしまうと、ゲームの操作感や長時間作業のしやすさにも影響します。HUAWEIのPCモニターは公式販売が終わって新品が出品者の在庫に限られており、買い直しのきかない買い物だからこそ、各モデルの性能や特徴の違いを理解して選ぶことが大切です。

この記事では、HUAWEIの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、2026年10月時点で日本で新品が手に入るPCモニターを全モデル比較します。ゲーム向けと作業向けの用途別におすすめモデルも紹介しますので、HUAWEIのPCモニターが気になっている人はぜひチェックしてください。

タップできる目次

HUAWEIとはどんなPCモニターブランド?特徴と評判を紹介

HUAWEIのPCモニターを検討するとき、最初に押さえておきたいのがHUAWEIという会社の成り立ちと、日本でのモニター事業の現状です。スマートフォンのイメージが強いHUAWEIですが、2021年からは「MateView」シリーズのPCモニターを日本でも販売してきました。

一方で、日本の公式サイトからはPCモニターのカテゴリが無くなっており、2026年10月時点でHUAWEIのモニターの新品は出品者の在庫に限られます。ブランドの強みと販売状況の両方を知っておくと、在庫があるうちに買うべきかどうかを判断しやすくなるでしょう。

HUAWEIの歴史・創業背景

HUAWEIは1987年に中国・深圳で創業した通信機器メーカーで、電話交換機の分野から事業を始めました。通信インフラで積み上げた技術をもとに、スマートフォンやタブレット、ノートPC、スマートウォッチといった個人向けの製品へと事業を広げています。

日本では華為技術日本株式会社がHUAWEIの製品を展開しており、スマートフォンの「HUAWEI P」シリーズやノートPCの「MateBook」シリーズで名前を知った人も多いはずのブランドです。PCモニターの「MateView」も、スマートフォンの「Mate」やノートPCの「MateBook」と同じ名前を受け継いだシリーズにあたります。

HUAWEIのモニター「MateView」シリーズの特徴・強み

HUAWEIは2021年に日本のPCモニター市場へ参入し、28.2インチの「MateView」を皮切りに、曲面ゲーミングの「MateView GT」や作業向けの「MateView SE」を投入しました。スマートフォンやノートPCと並べて置いたときに見劣りしない、細いベゼルとすっきりした外観がHUAWEIのモニターに共通するデザインです。

MateViewシリーズで特に力を入れているのが色の正確さで、映画向けの色域規格DCI-P3を90%カバーし、色のずれを表すΔEを2未満に抑えています。さらにHUAWEIは、ブルーライトや画面のちらつきを抑える基準について、第三者機関の認証も取得しました。

写真や動画を見たときに肌の色や空の青が不自然に転ばないため、ゲームや動画鑑賞から写真の確認まで1台でこなしやすいのがHUAWEIのPCモニターの強みです。在宅ワークで長時間画面を見るユーザーにとっても、認証の有無はモデル選びの判断材料になります。

HUAWEIのモニターを日本で買うときの注意点

HUAWEIのPCモニターを買う前に知っておきたいのが、日本の公式サイトからモニターのカテゴリが無くなり、メーカーとしての販売が終わっている点です。グローバルでは新しいモデルも出ていますが、2026年10月時点では日本での発売情報がありません。

日本で新品が手に入るのは、Amazon.co.jpの「日本正規代理店品」の商品ページに出品している出品者の在庫だけで、在庫が無くなり次第HUAWEIのモニターは新品で買えなくなります。購入時は、商品の状態が新品かどうか、出品者は誰か、商品名にある日本正規代理店品や保証の表記が自分の購入にも当てはまるかを確かめておくと安心です。

なお、HUAWEIの日本のサポートページには、MateView GT 27-inch Standard EditionなどのPCモニターのページが今も残っています。取扱説明書や修理の案内を確認できるため、購入後にHUAWEIのサポート情報を調べられる点は押さえておきたいポイントです。

HUAWEIのPCモニターの機能・特徴

HUAWEIのPCモニターには、色の正確さと目の負担への配慮、メニュー操作のしやすさという共通の機能があり、加えてモデルごとに看板となる機能を備えています。ここではHUAWEIの製品に搭載されている独自テクノロジーと機能を解説します。

ゲーム向けのMateView GTにはゲームアシスト、作業向けのMateView SEにはeBookモードという看板機能があり、どちらを重視するかがHUAWEIのPCモニター選びの分かれ目です。

HUAWEIのPCモニターに搭載されている主な機能・テクノロジーは以下の5つです。

  • DCI-P3 90%の広色域とΔE<2の色精度
  • TÜV Rheinland認証のアイケア機能
  • 5方向ジョイスティック
  • ゲームアシスト|暗い場面を見やすくする調整と照準表示
  • eBookモード|文書を読みやすくするグレースケール表示

DCI-P3 90%の広色域とΔE<2の色精度

DCI-P3は映画の制作や上映で使われる色域(表示できる色の範囲)の規格で、Webや一般的なPCで標準とされるsRGBよりも、赤や緑を鮮やかに表示できます。ΔE(デルタイー)は狙った色と実際に表示された色のずれを表す数値で、小さいほど色が正確なPCモニターと言えます。

HUAWEIのPCモニターは、DCI-P3を90%、sRGBを100%カバーする広い色域を確保しました。色のずれもΔE<2に抑えており、MateView GT 27-inch Standard EditionではsRGBでの平均値としてΔE<2を公表しています。

ΔEが2を下回ると、並べて比べても色の違いに気づきにくい水準です。HUAWEIのモニターなら、写真や動画の色が派手になりすぎたりくすんだりしにくく、色を確かめながらの写真の整理や資料づくりでも見たままの色で作業を進められます。

TÜV Rheinland認証のアイケア機能

TÜV Rheinland(テュフ ラインランド)は、ドイツに本拠を置く第三者の試験・認証機関です。低ブルーライト認証は画面から出るブルーライトの量、フリッカーフリー認証は画面のちらつきについて、TÜV Rheinlandが定めた基準を満たしたPCモニターに与えられます。

HUAWEIのPCモニターは、低ブルーライト認証とフリッカーフリー認証の2つを取得しています。MateView SEはさらに、中国標準化研究所(CNIS)とSGSが共同で策定した規格にもとづくSGS Low Visual Fatigue認証も取得しました。

ブルーライトとちらつきの抑え方を第三者が確認している点は、カタログの数字だけではわからないHUAWEIのモニターの安心材料です。在宅ワークや長時間のゲームで画面を見続けるユーザーは、認証の有無をPCモニター選びの基準のひとつにすると良いでしょう。

5方向ジョイスティック

5方向ジョイスティックは、PCモニターの裏側や下部に付いた小さなスティックで、上下左右に倒す操作と押し込む操作の5方向でメニューを動かす仕組みです。複数のボタンを押し分けるタイプと違い、スティック1本で設定画面の移動から決定まで完結します。

HUAWEIのPCモニターは、ジョイスティックを画面の下側に配置した設計です。画面のメニュー(OSD)を見ながら指先の小さな動きだけで明るさや表示モードを選べるため、操作のたびに画面から目を離す必要がありません。

ゲームを始める前に映像モードを切り替えたり、夜の作業で明るさを下げたりする操作が数秒で済むため、HUAWEIのモニターは設定をこまめに変えるユーザーほど扱いやすく感じます。ボタン式のPCモニターでメニュー操作に手間取った経験がある人にも向く機能です。

ゲームアシスト|暗い場面を見やすくする調整と照準表示

ゲームアシストは、HUAWEIのゲーミングモニター「MateView GT 27-inch Standard Edition」に搭載されたゲーム向けの補助機能です。暗い部分の見やすさを変えるダークフィールドコントロールと、画面中央に照準を表示するターゲットアシストの2つで構成されています。

ダークフィールドコントロールは、暗部の明るさを3段階で調整する機能で、洞窟や夜の市街地のような暗い場面でも物陰の様子を見分けやすくなります。ターゲットアシストは画面の中央にクロスヘア(十字線)を表示し、HUAWEIはFPSやRTS、MOBAなどのジャンルに合わせた映像モードも用意しました。

暗がりに潜む敵を早く見つけたいFPSや、視認性が勝敗に関わる対戦ゲームで、ゲームアシストは役立ちます。ゲームの設定を変えずにPCモニター側で見え方を調整できるため、HUAWEIのモニターでタイトルごとに見やすさを整えたいゲーマーにおすすめの機能です。

eBookモード|文書を読みやすくするグレースケール表示

eBookモードは、HUAWEIの「MateView SE」に搭載された表示モードのひとつで、画面を白黒のグレースケールで表示します。明るさを抑えながら文字をくっきり見せる設定になっており、電子書籍や紙の資料に近い見た目で文章を読めるモードです。

MateView SEにはeBookモードのほか、HDRモードやP3カラーモードなど5つの表示モードが用意されています。色を正確に見たい写真の確認ではP3カラーモード、文章を読む時間が長い作業ではeBookモードと、HUAWEIのPCモニター1台で用途に合わせて表示を切り替えられます。

縦横回転版のスタンドで画面を縦向きにすれば、PDFの資料やWebページを上下に長く表示することも可能です。eBookモードと縦置きを組み合わせれば、契約書や論文のような長い文書を読み込む作業に向いたHUAWEIのモニター環境が整います。

HUAWEIのPCモニターの全種類を比較

ここではHUAWEIのPCモニターの全モデルの種類と違いを解説します。2026年10月時点で日本で新品が手に入るのは、曲面ゲーミングの「MateView GT 27-inch Standard Edition」と、縦置きできる作業向けの「MateView SE 縦横回転版」です。

過去に日本で発売された28.2インチの「MateView」や「MateView 28 Standard Edition」、「MateView GT 34インチ」、「MateView SE 標準版」は、新品の流通が無いため比較の対象から外しました。比較表でHUAWEIのモニターの違いをつかんだあとに、各モデルの詳細を紹介します。

スクロールできます
モデル名 画面サイズ パネル 解像度 リフレッシュレート 用途
HUAWEI MateView GT 27-inch Standard Edition 27インチ(1500R曲面) VA 2560×1440 165Hz(DP接続時) ゲーミング
HUAWEI MateView SE 縦横回転版 23.8インチ IPS 1920×1080 75Hz 作業・サブモニター

MateView GT 27-inch Standard Edition

MateView GT 27-inch Standard Editionの製品画像

項目 内容
モデル名 HUAWEI MateView GT 27-inch Standard Edition
画面サイズ 27インチ(1500R曲面)
パネル VA
解像度 2560×1440
リフレッシュレート 165Hz(DP接続時)

「MateView GT 27-inch Standard Edition」は、27インチの曲面VAパネル(コントラストを高めやすい液晶方式)に2560×1440の解像度と165Hzのリフレッシュレートを組み合わせた、HUAWEIのゲーミングモニターです。サウンドバーを備えたモデルからスピーカーを省いたスタンダードエディションにあたり、2021年11月に日本で発売されました。

画面の曲がり具合は1500R(半径1,500mmの円に沿ったカーブ)で、27インチの画面の端まで視線を動かしやすい形状です。4000:1のコントラスト比とHDR対応で暗い場面の黒がしっかり沈み、HUAWEIが得意とするDCI-P3 90%の色域で鮮やかな映像を表示します。

接続で注意したいのが入力端子で、165Hzを出すにはDisplayPortでつなぐ必要があり、HDMI 2.0では2560×1440で最大144Hzが上限です。USB-C端子も電源供給専用のため、165Hzで遊ぶならPCとは付属のDisplayPortケーブルでつなぐのが基本です。スタンドは高さ110mmの調整とチルトに対応し、VESA 100×100mmのモニターアームにも取り付けられます。

動きの速いFPSやレースゲームを滑らかに遊びたいゲーマーや、曲面の画面に包まれるような没入感を求める人に、HUAWEIのMateView GT 27-inch Standard Editionはおすすめです。スピーカーは内蔵していないため、ヘッドセットや外部スピーカーと組み合わせて使う前提のPCモニターになります。

MateView SE 縦横回転版

MateView SE 縦横回転版の製品画像

項目 内容
モデル名 HUAWEI MateView SE 縦横回転版
画面サイズ 23.8インチ
パネル IPS
解像度 1920×1080
リフレッシュレート 75Hz

「MateView SE 縦横回転版」は、23.8インチ・フルHDのIPSパネル(斜めから見ても色が変わりにくい液晶方式)に、画面を縦にも横にも回せるスタンドを組み合わせたHUAWEIのPCモニターです。画面占有率92%の細いベゼルに仕上げたモデルで、2022年9月に日本で発売されました。

HUAWEIの色へのこだわりはMateView SEにも受け継がれており、DCI-P3 90%とsRGB 100%をカバーし、ΔE<2の色精度を確保しています。TÜV Rheinlandの低ブルーライト認証とフリッカーフリー認証、SGS Low Visual Fatigue認証を取得したうえ、文書を白黒で表示するeBookモードも使えるのがMateView SEの特徴です。

スタンドはチルトと110mmの昇降、90°のピボット(画面を縦向きに回転させる機能)に対応し、縦置きにするとWebページや資料を上下に長く表示できます。VESA 100×100mmのモニターアームにも取り付けられるため、HUAWEIのモニターをノートPCの横に縦置きで並べる使い方とも相性が良好です。

在宅ワークで資料やWebページを長時間読む人や、ノートPCのサブモニターを探している人には、HUAWEIのMateView SE 縦横回転版をおすすめします。リフレッシュレートは75Hzでゲーム向けの高速表示には対応しないため、動きの速いゲームを遊ぶならMateView GT 27-inch Standard Editionを選ぶほうが満足度は高くなるでしょう。

HUAWEIのPCモニター比較まとめ

この記事では、HUAWEIのPCモニターの特徴や機能と、2026年10月時点で日本で新品が手に入るMateViewシリーズの違いを解説しました。HUAWEIのPCモニターは、DCI-P3 90%の色域とΔE<2の色精度、TÜV Rheinland認証のアイケア機能が共通の強みです。

ゲームを滑らかに遊びたいなら、DisplayPort接続で165Hzを出せる曲面の「MateView GT 27-inch Standard Edition」がおすすめです。在宅ワークの資料作成やサブモニター用途なら、縦置きとeBookモードを使える「MateView SE 縦横回転版」がHUAWEIのモニターの中で最も向いています。

HUAWEIのPCモニターはメーカーの販売が終わっており、新品は出品者の在庫が無くなり次第買えなくなります。購入前に新品かどうかと出品者、日本正規代理店品や保証の表記を確かめたうえで、用途に合うHUAWEIのPCモニター選びの参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

100台以上のPCモニターを使用したことがあるPCモニターおたくです。PCモニターには数多くのブランド・モデルがあり「どれを選べばわからない」という人も多いです。このサイトでは、スペック表だけではわからないPCモニターごとの違いや、用途・機能別のおすすめモデルをわかりやすく発信しています。

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